皆さん、労働は好きですか?
私は怠惰な人間なので、実は労働は苦手なんですが、楽しく生きるためには金銭が必要なので働いています。
憲法上でも勤労の義務ってありますし、人って働かないといけないみたいですね。
しかし性根が怠惰な人間なので、働かなくても生きていける方法とか働く時間を減らす方法とかをつい探しがちです。
特に労働日数や労働時間を減らした場合みたいな記事を見つけると、中身を読んで「そういうのいいな~」って羨ましがります。
下記がその一例です。
「週4日勤務」を試験導入したら──従業員の熱意が上がり、ストレスは減少:研究結果
概要:仕事の質は低下はしないけど向上も特に見られない。でも従業員の生活の質は間違いなく上がる。
コロナ禍のいま、「週4日労働」の導入が求められている
WIREDサイト: https://wired.jp/2020/09/18/four-day-week-coronavirus/
概要:週四日勤務は大変いい制度だし、色々とメリットもある。ただ課題をしっかり認識して取り組まなければいけない。
大体研究とかご意見みたいなものですが、実現するといいなあと思ってしまいます。
上記の取り組みですが、週5日一日8時間くらい働かないといけないのでは?法律的に問題ないの?と思うかもしれないですが、法律上では下記の通り、労働時間の上限は決まってますが、下限は特に決まってないので、全然OKなんじゃないでしょうか。
『労働基準法』
第四章 労働時間、休憩、休日及び年次有給休暇
第三十二条 使用者は、労働者に、休憩時間を除き一週間について四十時間を超えて、労働させてはならない。
②使用者は、一週間の各日については、労働者に、休憩時間を除き一日について八時間を超えて、労働させてはならない。
第三十六条 使用者は、当該事業場に、労働者の過半数で組織する労働組合がある場合においてはその労働組合、労働者の過半数で組織する労働組合がない場合においては労働者の過半数を代表する者との書面による協定をし、厚生労働省令で定めるところによりこれを行政官庁に届け出た場合においては、第三十二条から第三十二条の五まで若しくは第四十条の労働時間(以下この条において「労働時間」という。)又は前条の休日(以下この条において「休日」という。)に関する規定にかかわらず、その協定で定めるところによつて労働時間を延長し、又は休日に労働させることができる。
③ 前項第四号の労働時間を延長して労働させることができる時間は、当該事業場の業務量、時間外労働の動向その他の事情を考慮して通常予見される時間外労働の範囲内において、限度時間を超えない時間に限る。
④ 前項の限度時間は、一箇月について四十五時間及び一年について三百六十時間(第三十二条の四第一項第二号の対象期間として三箇月を超える期間を定めて同条の規定により労働させる場合にあつては、一箇月について四十二時間及び一年について三百二十時間)とする。
『・労働基準法( 昭和22年04月07日法律第49号) - 厚生労働省』より
厚生労働省のサイト: https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=73022000&dataType=0&pageNo=1
労働時間について、こんな提言もあります。
働き方改革でもなぜ働きすぎなのか
1日6時間労働で日本の生産性が上がる理由
概要:法定労働時間を1日6時間に引き下げ、その分最低時給を引き上げるべき。
日本は働く時間は長いけどその割に生産効率とかそういったものが低いという話を聞くこともあります。
色々と便利になっているのですから、これまでのように長時間働くより、短い時間で効率よく仕事をし、最大限の成果を得るというのが望ましいんでしょうね。
私も工夫して、もっと短時間で成果をあげられるタイプの人間になりたいところです。
さて、ここまで働き方に関する研究を取り上げましたが、研究だけでなく、企業の働き方に関する取り組みとかも「面白いことやってるなあ」という気持ちでつい見てしまいます。
【1日の労働時間を5時間に】効率的に短時間で働く#コンパクトワーキング の実現に向けた研究成果報告《第一弾》を公表
PRITIMESサイト: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000055864.html
こちらは実際労働時間を減らしてみる実験の結果をPDFで公開しています。
かなりボリュームのある資料ですが、実際にやってみた人の所感や課題、1日5時間労働にするために重要なポイントなどがまとまっています。
【CEDEC 2020】ディライトワークスが推進するリモートワークによる現代の「働き方デザイン」が今年はさらに進化!
Social Game Infoサイト: https://gamebiz.jp/?p=275936
こちらはゲーム開発会社の働き方についての記事です。
この記事の本題からは逸脱してしまうんですが、働き方デザインという考え方、その考え方をもとにした各人の働き方を紹介しているもので、どれも興味深いものでした。
昨今、働き方改革、新しい生活様式など、生活環境も否応なく変わっていっています。
環境の変化に適応しつつ、最適な働き方を見つけたいですね。